ギフテッド診断、クロマメの場合

クロマメの診断のことをまだ書いていませんでした。

日本だと医療機関でギフテッドと診断がつくことはないのですよね?
クロマメはドイツの小児病院でギフテッド(ドイツ語でhochbegabt)の診断を受けました。
診断名をつけるものなのかどうかという議論もありますが、ドイツ社会で暮らす上では適切な支援を受けたり制度を利用するためにも、はっきりさせられてよかったのかなと思っています。クロマメの場合はなんらかの障害の可能性を排除する意味もありました。

小児科医に相談すると小児病院のサイコロジストを紹介されました。5歳の時です。(※ドイツ語のPsychologeの適当な訳語がわからないためここではサイコロジストとします。)
予約が取れるまで数ヶ月かかり、検査を受けた頃には6歳になっていました。(あれからもう2年が経とうとしている・・・)

検査にあたって事前に十数ページに渡るアンケートを提出させられました。なぜクロマメを診せたいのか、どの点が気がかりなのか、診断に何を期待しているのか、妊娠や出産の状況から、赤ちゃんから幼稚園までのクロマメの心身の発育全般について、社会行動面、家庭環境、父母それぞれの育児スタイル。幼稚園からの報告書も必要でした。

ようやくアポが取れたと思ったら検査は5日間に分けて行われるということで(!)幼稚園を休ませる必要がありました。(検査自体は1〜2時間だったと思いますが。)初回は親子揃っての問診で、色々な確認を取られました。その後の3回はクロマメのみの検査に当てられ、最後のアポで検査結果を伝えられました。

使用されたIQテストはWPPSI-III(ウェクスラー幼児用=ウィプシの第3版)で、結果は処理速度以外の部分がはるかに平均を上回っていました。処理速度も平均は軽く超えていますが、他とのギャップが大きいのも目立ちました。

IQテスト以外にも投影法などの心理テストも行われ、クロマメの感情・社会性面での不安感も浮き彫りとなりました。テストの間とても意欲的に取り組んでいたかと思うと、ただの会話では急に指しゃぶりしたり、サイコロジストの先生(女医さん)に過度なスキンシップを求める(^^;)などの退行を示したりと、相反する様子だったそう。クロマメは自分の知性とソーシャルスキルのギャップを認識していて、それがひとと接する時の不安や緊張につながり、適切な反応や行動ができない。サイコロジストはこうした構図を描いていました。

結論としてはアスペルガ―症候群やADHDの可能性は否定され、ギフテッドと診断されたわけですが・・・。

なんだかどこまで書いていいのかわからなくなってきたので、今回はこの辺にしておきます(^^)。



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Commented at 2017-05-11 09:10 x
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Commented by kuromame-kun at 2017-05-12 01:42
> ノンタンさん

コメントありがとうございます。反抗が続くとほんと消耗してしまいますよね。クロマメについて言えば、「魔の2歳児」だとかいわゆる「反抗期」だろうといった時期はあまり思い至らないのですよね。ただ、4歳頃にはマンガのようにスーパーで地団駄踏んだり、癇癪を起こしたりということが多かったので、それがそうだったのかもしれません。(というより、幼い頃から今までずうっと、大人の言うことを素直に聞く子ではありません・・・^^;)

完璧主義で間違えるのが嫌いというのはギフテッドの子によく言われる特徴ですね。その点クロマメもそうです。

幼児期の学習系の習い事というのは英語とかそういったものなのでしょうか?我が家の場合、親の私たちが早期教育にどちらかというと反対といいますか体を動かすことを重視していたので、実は学校に入るまで意図的にお勉強的なことは避けていたんですね。(それが良かったどうかはわかりませんが・・・。)なので私たちが選んだ保育園・幼稚園もそういった方針のところでした。

日本の保育園では特に「個」を大切にしてもらえましたので、クロマメは「気になる子」として扱われることはなく、のびのびと過ごしていました。ドイツの幼稚園では、年長になってから明らかに退屈し始め、大人を試すような行動(納得できないきまりは守らない、何事にも説明を求める、不公平は許さない、自分の意見を通そうとする)を繰り返し、問題視されました。クロマメは常にエネルギーレベルが高く、ボーッとするようなことはあまりありませんが、興味のあることに夢中になって指示を無視することはありますし、指しゃぶりするなどして守りの姿勢に入ることもあります。

それで園のほうから指摘され、小児科はもちろん公的な育児・発達相談機関にあちこち相談しました。園にも様子を見に来てもらったりしましたが、結局は園に理解を求めただけだったなぁと思います。

言われてみれば、これまで色々と対策を模索してきましたが、結局は周囲に理解を求めること、そのためにコミュニケーションを丁寧にすること、これに尽きるのかなぁ、なんて思い至りました。

お子さんが習い事を続けたいのでしたら、指導者の方と今一度お話されてみてもいいかもしれません。(でも、好奇心が強い子だと大概のことはやってみたい!という反応が返ってくるのでわかりにくかったりするかもしれませんね・・・。)
Commented by kuromame-kun at 2017-05-12 04:00
> ノンタンさん
先ほどお返事を書かせていただきましたが、なんだか大したアドバイスにもなっていませんね。
私自身がクロマメのことをまだ振り返る段階に来ていないのだと思います^^;。

私もつい情報に振りまわされてしまいがちですが、子供の長所に素直に喜びながら、一緒に育っていきたいなと思っています(^^)。
Commented at 2017-05-12 14:49 x
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Commented at 2017-05-12 14:52 x
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Commented by kuromame-kun at 2017-05-15 01:18
> ノンタンさん
お子さん自身が行きたくないと言い出したということですので、理由は何であれ、辞めさせるというご判断、良かったのではないかと思います。

社会性はお母さんとしては気になりますよね。でも就学前年齢でしたらみな様々な意味で練習中のはずですし、習い事のテーマや指導の仕方が気に入らなかったのかもしれませんし、家でひとりで好きなことをして遊んだり、ただ友達と公園で遊んでいるほうがよかったのかもしれません。

「問題行動ばかり目立ってしまう」。つらいですよね。周囲の冷たい視線や同情。

クロマメがギフテッドだと分かる以前どう対処してきたか。
結局は今とあまり変わらないと思うんですね。「問題行動」があった時にはそれは本当に「問題」なのか、それともそれは「大人の」期待に添えないだけに過ぎないのか、それは自分にとってどれくらい大切か(or問題か)、今すぐクロマメに変えるよう要求すべきことか、という問いかけは常にしていました。ただ、その行動の裏側にはどんな「考え」や「要求」があったのだろう、ということはもっと想像するようになりました。

今はこのようなお答えしかできそうにありませんが、これからブログでも意識して振り返って書いていこうかと思います(^^)。また、プロフィール欄にメールアドレスを載せましたので、個人的に何か詳しいことが必要でしたらそちらまでご連絡いただければと思います。
Commented at 2017-05-16 11:16 x
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by kuromame-kun | 2017-04-14 06:30 | ドイツのギフテッド事情 | Comments(7)

ドイツで暮らすクロマメくん一家の日々のあれこれ。


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