小学校選びを振り返る

学校側の支援のことを考えていて、なんだかんだ小学校ももう半分が過ぎるんだと気づきました。この地域の小学校は4年制なので、あと1ヶ月もして夏休みが来たらもう3年生!後半にさしかかります。

小学校の対処改善にエネルギーを費やすよりも、次に進む学校のことを考えるべきだと気づきました。2年前には小学校選びで悩んでいたのに、もうそんな時期が・・・。あの頃をちょっと振り返ってみたいと思います。

現在クロマメは地元の公立に通っています。もともと公立あがりのクロマメとうさんかあさんですから当然のように公立にと思っていたのですが、クロマメが5歳の頃にユニークな私立の話を聞きました。

  • 小中高を統合したような総合学校(Gesamtschule)で、3学年が1つのグループを形成するスタイル。
  • 教科の枠組みはなく、各自が興味を持ったことを追求できるように促すのが教師の役割。(例えば、算数好きな子は毎日算数ばかりやっていてよい。)
  • 障害を抱える子を積極的に受け入れている。
  • 高学年になるまで成績はつけない。
  • 保護者によるNPOが運営母体で、親の業務参加(給食当番やお掃除、設備のメンテなど学校経営に関するありとあらゆること)が義務付けられている。

説明会に参加したクロマメかあさんは感銘を受けました!もしこの学校のコンセプトがうまく機能するなら理想の教育環境に思えました。他にも可能性のひとつとしてモンテッソーリやシュタイナーの小学校も見学しましたが、断然この学校にピンと来るものがありました。

ネックは、学費と通学距離、親の関与。アビトゥーア(大学入学資格)を得るためには最終年に他のギムナジウムに編入する必要もあります。
そして募集枠が少ないため、この年に入れる男の子は1、2人だけ(!)のようでした。

クロマメにこの学校が合っているかについては、園からも発達相談の人からも賛否両論ありました。

○ 3学年が一緒に学ぶ → もともと異年齢の子と遊ぶことが多い
○ 興味を追求できる → かなり偏るだろうけど
○ 小規模 → 目が行き届きやすい
○ 個が尊重される

× 全体的に「縛り」が少ない → 一定の枠組みがないと持て余すことがある
× 成績がつかない → 負けず嫌いなので評価がはっきりしていたほうが合っているのでは
× 近所の子があまりいない 
× 小規模 → 気の合う友だちが見つけにくい?

まぁ、アプライするだけしてみようということで、応募してみました。
選考方法は「親の面接」のみ。親が運営する学校ですから親で選ばれます。選考にあたるのももちろん親。これは幼稚園で経験していましたから抵抗はありませんでした。ひとつ迷ったのは、クロマメの特性をどの程度話したらいいのかということ。迷いましたが、応募書類の「子供に特別に配慮すべき点があるかどうか」の欄に△を書き、あとは面接で直接話すことにしました。

この学校を駆け込み寺のように考えて問題行動の多い子を送り込まれるケースがままあるということで、特に男の子の受け入れには慎重でした。私たちはクロマメの園での様子や、彼の興味を伸ばせる環境だとは思うけれど枠組みが少ないことについての不安などを正直に話しました。ギフテッドについては診断がまだ下りていなかったため、もちろん何も言及しませんでした。

すると、後日学校の先生から一度園での様子を見てみたいとの電話が入りました。子供は選考に影響しないと聞いていたので意外でしたが、わざわざ連絡をくれたということは検討してくれているということなので、嬉しい知らせでした。結局、いらした先生はクロマメの様子を見るでもなく、保育士に園での様子を確認しただけで帰って行きました。後日、受け容れ不可という通知が来たのですが、クロマメにはやはりある程度の枠組みや規律が必要だとの判断されてのことだろうと解釈しました。(それとも実は単に先生の印象??)

そして今振り返ってみて、「ある程度の枠組みや規律が必要」という点においてはホントに公立で正解だったと思っています。

ただ、「あの時点でギフテッドの診断が下りていたらあの私立はどう判断したのだろう」という興味は残っていますし、公立の名ばかりのギフテッド支援を考えると「小学校生活の後半戦が順調に進むか・・・、乞うご期待!」といったところです。



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Commented by suzu62taha88 at 2017-06-09 07:57
それだけで受け入れ不可って、なんだか複雑に思います。

Commented by kuromame-kun at 2017-06-10 01:01
> suzu62taha88さん
ちょっともやもやしますよねぇ。
受け入れてもらえなかった理由は定かではありません。問い合わせてもよかったのでしょうが、ご縁がなかったのだと思いそこまでしませんでした。

ただ、男の子枠が非常に狭き門でしたから、我が家が第1候補で、クロマメの様子に問題がなさそうだったら受け入れ、そうでなければ第2候補の子を、となったのかもしれません。幼稚園側はクロマメに手を焼いてましたから、そういう流れで話で進んだのかもしれません。もしくは、障害を持つ子の枠で検討すべきかといったことがあったのかもしれません。わかりません。

真相はわかりませんが、あまり不満は残っていないんです(^^) むしろ本来の選考方法を超えて先生まで介入して検討してくださったということに感謝しています。そして、やはり自由度の高すぎる学校は今のクロマメには難しかっただろうと思っています。
by kuromame-kun | 2017-06-09 01:51 | クロマメ流 | Comments(2)

ドイツで暮らすクロマメくん一家の日々のあれこれ。


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